もうり農園

2013年3月の野菜便り



【2013.3,5】

先週は春一番や冬型の北風が吹き荒れたりと、風に散々な目にあった一週間でした。春一番がやってくると共にかなり暖かい日が続くようになりました。温度が上がり過ぎないよう、ビニールハウスや畑のビニールトンネルの朝晩の開閉が忙しくなってきます。

3月になり、これからどんどん忙しくなります。じゃがいもの植え付け、にんじんの種まき、夏野菜の鉢上げ、終了した冬野菜の畑の片付け、、、考えたらキリがありません。まずはじゃがいもの植え付け準備です。薄暗くひんやりした所に保管しておいた種じゃがいもを、ハウスなどの暖かい場所でカゴやシートにひろげます。上の写真はその様子です。しっかりと太陽に当てて、眠っていたじゃがいもを起こすのです。するとじゃがいもは次第に芽を出し始めますので、いよいよ畑に植え付けが始まります。


【2013.3.16】

先週に続き、春の暴風が吹き荒れています。もうり農園の畑の周りの他の農家さんの畑は、この時期は何も栽培していません。土がむき出しの状態です。今回のような風がとても強い日には砂嵐となり、数メートル先も見えないようなすさまじいことになります。

ピーマンやナスの苗が順調に大きくなってきました。今は底の浅い箱に並んで立っています。これからもう一回りも二回りも大きくなって欲しいので「一戸建て」に引っ越しが始まります。「鉢上げ(はちあげ)」という作業です。ピーマンやナス、トマト、カボチャなどの果菜類はすべてこの作業を行います。一株一株ずつすべて手作業です。細かな作業ですが、こういった育苗の作業や種まきの作業が一番好きです。これから大きくなって収穫することを考えるとちょっとワクワクした気持ちになります。。。


【2013.3.26】
今年は随分と暖かい3月だったようです。桜もあっという間に満開近くまで咲きました。小松菜やチンゲン菜などアブラナ科の葉物たちも去年より2〜3週間くらい早くとう立ってしまった感じです。
じゃがいもの植え付けを行いました。じゃがいもは種をまいて栽培するのではなく、皆さんにお届けしているのと同じいもを畑に植えて栽培します。台所に置いておいたじゃがいもから芽が出ていることがあります。それを畑に植えると、およそ3か月後にじゃがいもが土の中でできているのです。写真は畑に掘った溝に種芋を一定間隔で置いた所です。この後に土をかぶせて植え付けが完了です。今回の品種は「キタアカリ」。ほくほくとして甘味があります。6月下旬に収穫して新じゃがとしてお届けした後、しばらく熟成させて秋口から本格的にお届けします。また、じゃがいもの花は同じナス科(植物的にはナスやトマトの仲間です!)の花と同様、小さくてかわいい花です。その時期になりましたら野菜便りでご紹介します。


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