もうり農園

2013年9月の野菜便り



【2013.9.7】 

9月になりました。今週後半から少しずつ暑さも和らぐようで、
だんだんと秋に近づいていきます。
9月になっても作業はあいかわらずの山盛りで、
キャベツや白菜の定植、葉物や大根の種播き、
秋ジャガイモの植え付けなど大忙しです。
その中で、肉体的よりもむしろ精神的にハードな作業が
「玉ねぎの種播き」です。もうり農園ではあまりうまく玉ねぎが育ちません。
それでももちろんちゃんと種まきをします。
写真は種まきの場所になる「セルトレイ」。
1枚で200の小穴が開いていてそこに土を入れて1か所ずつ種を播きます。
今回は1か所に2粒ずつ種を播いて15枚分播く予定です。
つまり200×2粒×15枚=6000粒を手で播かなければいけません。
このセルトレイで苗を育てて11月中旬に畑に定植します。
細かな作業は嫌いな方ではないのですが、かなり心が折れそうになります。

【2013.9.14】 

先週の土曜日(7日)は暦の上で「白露(はくろ)」でした。その頃から夜の空気が冷えはじめて草木に露が降りるようになるということです。確かに最近は早朝に野菜を収穫しているとズボンの裾がびっしょりになります。着実に秋の気配を感じます。少しずつ葉物が収穫できるようになり始めました。野菜セットの少しずつ秋に向かってシフトし始めています。今年は夏野菜、特にナスの収穫終了が早かったです。お盆過ぎあたりからガクンと採れなくなりました。7月にかなり気温が高く雨も少なかったので収穫のピークが早かったようです。
写真は落花生、茹で落花生用の専用種「おおまさり」です。落花生は花が咲いた後にその部分が垂れ下がり、土の中に莢ができます。少し掘ってみて様子をのぞいてみましたがちょっとまだ早かったようでそっと土の中に戻してあげました。10月初旬から野菜セットに入り始めます。もうり農園自慢の秋の味覚の一つです。

【2013.9.21】 

台風18号が通過しました。皆様のお自宅やご近所はご無事でしたでしょうか?当初の予想コースよりやや北にずれたため千葉県では風雨のひどかった時間帯が短かったような気がします。幸いもうり農園では大きな被害もなく、ビニールハウスや野菜の支柱やネットも無事でほっとしています。京都の友人のところでは畑が完全に水没してしまったとのことで今更ながらに自然の驚異と人間の力の小ささを実感しています。

今週は穂じそとみょうがをお届けしています。どちらも限られた時期にしかお届けできないものです。穂しそは水にさらしてあく抜きし,実をしごき取って塩漬けにするとご飯のお供にピッタリです。この時期採れるみょうがは「秋みょうが」と呼ばれ夏に採れる「夏みょうが」より大きいものが多く香りも豊かです。




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