もうり農園

2012年7月の野菜便り



【2012.7.7】

7月に入りました。今年もあと半年です。そしてもうり農園もスタートしてやっと1年が経ちました。少しずつですがより美味しい野菜をお届けできるように励みますのでこれからもよろしくお願いいたします。
7月に入って野菜セットにもナスやキュウリなど夏野菜が登場し始めました。私自身ナスは好きな野菜の一つです。新鮮なものに包丁を入れたときにリンゴに似た香りがするとちょっと嬉しくなります。夏ですのでさっぱりときゅうりと一緒に浅漬けにするのも美味しいですが、私のお薦めは何と言っても「ただの油炒め」。縦にスライスしたナスをフライパンに敷き詰めて油を多めに回しかけます。時折ひっくり返して十分に火が通ったら最後にごま油と醤油を回しかけて出来上がり。食欲のない時でもごはんがすすむこと間違いなしです。

【2012.7.14】

野菜も植物ですので庭の草花と同じように花が咲きます(サツマイモのように日本の気候では花が咲かない野菜もありますが)。例えばだいこんと小松菜のように花の形を見れば全く違う野菜でも実は同じ仲間なのだとわかったりして面白いです。
左の写真は何の花でしょう?正解は「オクラの花」です。花屋さんで売っている観賞用の草花に負けず劣らずで、おそらく野菜の花の中でも一番の美しさではないかと思っています。先日、もうり農園の畑のオクラも花が咲き始めました。花が咲いたその跡に実(いわゆるオクラ)がついて一週間弱で収穫できるようになります。まだ現在はちらほらとしか咲いていないので、皆さんのセットに入るほど収穫できませんが、よく見ると蕾が順番待ちのように待ち構えていますので、もうすぐお届けできると思います。どうぞお楽しみに。

【2012.7.21】

梅雨が明けたと思ったら肌寒い日が続きます。つい先日まではあまりの暑さでフラフラだったのに、こう肌寒いと「暑い方が風邪をひかなくていいな」などとワケのわからないことを考えてしまいます。どう考えても涼しい方が作業がはかどるに決まってるのですけれど。
先日、「そらまめ」と「きぬさや」の種取りをしました。種が充実するまでそのまま畑に株ごと放置しておいたものを、回収して次の種まきに使います。左の写真はそらまめです。野菜として食べる時期に収穫したものと違ってカチカチに固くなっています。
種屋で売っている種の多くは、種苗会社が交配した品種(「F1」といいます)です。その種で育てた野菜から採った種を畑に播いてもたいていの場合、元と同じ性質の野菜はできません。豆類は他の野菜と違って、種取りができる品種(「固定種」といいます)が多く流通しているので種を取ることができます。生育の良かった株から種を取ることで「自分の畑の土質に合った性質」を持った野菜を育てていくことができるのです。

【2012.7.28】

暑い日が続きます。畑の上に立っているだけで汗が噴き出してきます。熱中症対策にスポーツドリンクでこまめに水分補給をしていますが、それでもこの時期の日中は作業になりません。畑作業は午前中と夕方に集中して午後早い時間帯は長めの休憩をしています。屋内でも熱中症になる場合がありますので皆さんも十分な暑さ対策でお気を付け下さい。
畑では小豆と大豆の種蒔きをしました。小豆は大粒の「丹波大納言小豆」。大豆は「小糸在来」「いんばみどり」です。大豆は10月頃に早採りのものを枝豆としてお届けします。枝豆専用種の枝豆も間もなくお届けできると思いますが、この「小糸在来」の枝豆は普通の枝豆にはない濃厚なうまみがぎっしり詰まっています。どうぞ、お楽しみに。
また、今回お届けした青ナスですが、ぜひ食べていただきたいのが「ナスステーキ」。厚めの輪切りにしてじっくり焼き上げたら、味付けのお薦めはバター&醤油。肉汁かと思うほどのジューシーさが噛むと口いっぱいに広がります。ぜひお試しください。
−戻る−