もうり農園

2013年4月の野菜便り



【2013.4.6】

4月になりました。会社勤めをしていた頃は新しい年度の切り替わりで心機一転といった気分で4月を迎えましたが、農園ではそんなこともなく坦々と作業に勤しみます。

ウリ科の野菜の中で一足先に種を播いたズッキーニやきゅうりが順調に発芽して生育しています。アブラナ科の双葉と違ってとても大きいです。土の中から出てくるときも「メリメリッ」という音が聞こえるのでは?というくらい力強く出てきます。この後、ビニールの鉢に1株ずつ鉢上げしてさらに大きくしてから畑に定植です。野菜セットには6月頃からの登場です。種まきはこの後もゴーヤ、かぼちゃ、冬瓜、いんげんなどまだまだ続きます。一年で一番忙しい時期の始まりです。夏野菜や芋類の植え付けが終わる6月初旬までは種まきして、鉢上げして、畑に定植して、、がどんどん続きます。


【2013.4.20】

日中は随分と暖かい日が続きます。畑では体を動かしているとシャツ1枚で充分ですね。ただ朝方はまだまだ冷え込む日があります。場合によっては晩霜の恐れもあるのでなかなか気が抜けません。

じゃがいもの芽が出始めています。数日前に霜が降りた日があったので葉先が少し霜で傷んでいるものもありますが大丈夫そうです。早く植え付けをして霜で全滅することもあると聞きますし、遅いと芋が大きくなる前に梅雨でダメになってしまうので難しいところです。そろそろ、きゅうりやズッキーニが畑にデビューしていきます。天気予報と相談して植え付けますが、不織布の防寒カバーを掛けたりなど人間にできるだけのことをしてあとは植物にがんばってもらうしかありません。4月一杯くらいはこういう心配が続きます。

【2013.4.27】

先週末(20日、21日)は4月としては本当に寒い日が続きました。朝方に遅霜が降りることは例年のこの時期でもよくあることですが、日中にここまで寒かったのは何十年ぶりのことだったかと思われます。まだまだ夏野菜の植え付け準備が続きます。幸いなことにもうり農園ではまだ準備の段階で、植え付けはスタートしていなかったので霜の被害はありませんでした。もし植え付けをしていたら霜にやられていたかもしれません。今朝(22日)はバケツの水の表面がうっすらと凍っていました、、、。
植え付けの準備として畑の地面に、地温上昇や雑草予防の目的で黒いビニールを敷きます。大きな面積を扱う農家では機械で敷くのが効率的ですが、もうり農園ではまだまだ手作業で敷いています。1日で何か所も敷くことができないので大変ですが、きれいにまっすぐ敷けると黒いビニールが鏡のようになって空が映って見えるのでちょっとうれしくなって心の中で小さくガッツポーズをしています。


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