もうり農園

2014年2月の野菜便り



【2014.2.1】 

ここ千葉の佐倉でも先週はしっかり積雪しました。畑もすっかり雪に埋もれました。
畑作業の少ないこの時期にやっておきたい作業の一つが「もみがら燻炭」作りです。野菜の育苗の際につかう資材の一つです。良く晴れた風の少ない日を選びます。市販の燻炭器に火種を入れてその周りに籾殻を積み上げました。
初めての燻炭作りなので勝手がよくわかりません。ちょっとづつ黒くなっていって、すこしずつ切り返します。燃えすぎて灰になってしまうと「失敗」なのでなかなか目が離せません。なので傍らで切り干し大根作りを行いながら付きっ切りで約5時間。ようやく全体が黒くなって完成です。たっぷりと水を掛けて火を消さないと翌朝までくすぶり続けて真っ白な灰になってしまいます。

【2014.2.8】 

先週から続いた暖かい日から今週は一転して真冬に逆戻りしました。寒さ自体は平年並みなのかもしれませんが急激な気温変化は人間の体だけでなく野菜にも少なからず影響があるようです。この間までは地面にべったり張り付いて葉を広げていたほうれん草は先週の暖かさで葉が地面から離れて立ち上がっていました。またこの寒さで大忙しで地面に葉を広げるのでしょうか?
先日から作っていた切り干し大根がそろそろ干し上がります。20s近くあった大根が干し上がると何十分の1かの重さまでになります。その分旨味はぎゅっと詰まってそのまま食べても甘味を感じるくらいです。スタンダードに炒め煮するのも美味しいですが天ぷらや酢の物にするのもオススメ!セットに同梱できますのでお申し付けください

【2014.2.15】 

先週末の大雪から2日経った月曜日でも畑は完全に雪の下です。

自宅の庭に設置してあったビニールトンネルは雪の重みで支柱が曲がって潰れてしまいましたが、こちらの畑のトンネルは何とか持ちこたえています。
自宅の方はトンネル同士の間隔が狭かったので雪がたまりやすかったのでしょう。
しばらくは収穫もかなり苦労しそうです。春に向けての畑の準備作業もしばらくは滞ることになりそうですいつも思いますが、自然の前には人間の力など微々たるもので、その結果をただ受け取るしかありません。今回の大雪も何十年に一度と言われるくらいのものでしたから「めったにない体験をさせてもらった」と前向きに考えましょう。でも一度だけで充分です、、

【2014.2.22】 

先週末山梨や埼玉、東京西部ではかなりの積雪でした。千葉では土曜日未明から大雨に変わりその後かなり日差しもあったのでようやく8日の雪が融けて畑に入れるようになりました。春先の作付も遅れ気味で気ばかり早ります。
すでに夏野菜の種まきが始まっています。夏野菜の種は発芽するための適温がどれも高くてピーマンなどは30℃を超える温度が必要になります。堆肥などの発酵熱を利用した温床も使えますが、温度が不安定なので今年はちょっとやり方を変えてみました。湿らせたタオルで種をくるんでビニール袋の中に入れたものを腹巻に忍ばせて体温で温めます。入浴時以外、寝るときもずっと温めっぱなしです。写真はピーマンの種。温めはじめてから約6日、ようやく発根し始めました。これでようやく小さな育苗トレイに種まきをします。これから、なす、トマトと腹巻の活躍は続きます。


−戻る−