もうり農園

2014年8月の野菜便り



【2014.8.9】 

8月になりました。梅雨が明けてからほとんど雨が降っていません。畑の土もサラサラです。畑に水道がないので野菜に水遣りをすることはほとんどありません。でも、これほど雨が降らないとナスなど水が好きな野菜たちは弱ってきてしまいます。そろそろ軽トラに水が入った大きなタンクを積んで出動することになりそうです。
この暑さでもオクラは元気にぐんぐん大きくなっています。この前はオクラの花の写真をご紹介しましたが、この写真はオクラの実が成っているところです。ナスやきゅうりみたいに垂れ下がってなるのではなく空に向かって尖った先を突き刺すように伸びていきます。こんな元気な姿のオクラやモロヘイヤなどの「ねばねば野菜」は夏にぴったりのスタミナ野菜です。たっぷり食べて夏を乗り越えましょう。

【2014.8.16】 

ようやく待望の雨が降りました。台風11号の被害に会われた方もいる中で申し訳ありませんが、それでも待望の雨です。
先週半ばの6日に人参の種を播きましたが土はサラサラで、これでは水分がないため発芽しません。そのため毎日軽トラに300Lの水が入ったタンクを積んで何往復も、エンジン付きのポンプで水遣りでした(写真は水遣りの様子です。ポンプの先につけたビニールのチューブを地面に這わせます。細かな穴が無数に開いていて、ポンプで水をおくると穴から噴水のように水が出ます)。これでしばらくは水遣りせずに済みそうです。でも人参は発芽が困難な野菜の一つで「発芽さえすればあとは心配なし」と言われているくらいなのでまだまだ油断は禁物です。

【2014.8.30】 

先週の土曜日(23日)は二十四節気で「処暑」でした。この頃から暑さが和らぐようで、不思議なことにその通り、今週は随分と過ごしやすい日が続いています。ただ、これだけ天気予報に雨マークが並んでいてもこの辺りには全くと言っていいほど雨が降っていません。先週から秋冬野菜の定植も始めているので少しまとまって降ってもらいたいものです。
秋じゃがいもを植え付けました。この辺りは、じゃがいもと言えば3月植付〜6月収穫が一般的ですが、品種によっては8月植付の秋栽培も可能です。
畑に溝を切って、一つづつ等間隔で種芋を置いていき、溝を埋め戻して完了です。3月と違い、8月の日差しの中での作業は体に堪えます。秋栽培の「デジマ」は煮崩れが少なく、冬のカレーやシチューの他、煮物にピッタリの品種です。収穫は11月中旬です、どうぞお楽しみに。



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